おはようございます。岬隼人です。
【どれくらいの所得の人がどれくらいいるのか?】
下の図は、厚生労働省が発表している「国民生活基礎調査」における発表です。
各所得階級別に、世帯数が、どれくらいいるのかを示した、分布図になっています。
https://gyazo.com/af6bb6d3817e1bae6d3aedb0c84fe906
上記をみてもえらば、一目瞭然であり、「300~400万円未満」が13.8%、
「200~ 300万円未満」が13.3%及び、「100~200万円未満」が12.3%と、
多くなっているのがわかります。
【所得平均は560万円、中央値は442万円】
ただ、全体の所得平均は、560万円、中央値は、442万円になっています。
中央値というのは、全体における真ん中ですから、日本全体の真ん中が、
440万円くらいというのは、実態に則しているでしょう。
しかし、平均は560万円にまで、なっています。
これはなぜでしょうか?
図の右のほうにある、年収1000万円以上の、超高所得層の人たちには、
数は少なくても、とてつもなく大きな金額を、稼いでおり平均を、
お仕上げているからです。数字のマジックですね。
【平均値と中央値の違い】
平均値は、データの総和をデータの個数で、割った値のことです。
一方の、「中央値」は、データを小さい順(または大きい順)に並べて、
真ん中に来る値のことです。
平均値は、総数を個数で割るだけなので、巨大な値が含まれていると、
全体を押し上げてしまいます。
例えば、年収100万円の人が9人、年収9100万円の人が1人いたら、
平均年収は、1000万になってしまいます。
これに対して、中央値はそういった、巨大な数値の影響を受けないので、
実態に則した、データであれば、中央値のほうが参考になります。
特に年収は、平均年収よりも、年収の中央値を見たほうがいいと、言われています。
【生活が苦しいと思っている家庭はやはり多い】
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同じ調査では、生活意識別に、世帯数の構成割合を、グラフ化しています。
これをみると、「苦しい」(「大変苦しい」と「やや苦しい」) が、
55.8%と、なっており半数以上の家庭が、生活に対して苦しさを感じており、
ゆとりがないことを、訴えています。
一方で、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた家庭は、
わずか5%しかいませんでした。
その差はなんと、10倍にもなります。
【30代における同年代の年収格差・所得格差】
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上の図は 「失われた10年」 の影響を、モロに受けて、ネットカフェ難民や、
ワーキングプアが、問題となっている、30代の同年代における年収格差を、
表示したものです。
30代では、会社での出世などの影響は、少ないかと思いきや、
なんと、同年代において、1,000万円もの年収格差が、生じているのです。
ネットカフェ難民や、ワーキングプアの年収が、100万程度なのに対して、
稼いでいる人は、1,000万円を超えて、年収格差は実に、10倍にもなっています。
年収200~250万のところは、非常に少ないのに、年収200万円以下のところが、
不自然に、急激に増加しているのも、ここには格差社会の犠牲者ともいうべき、
ネットカフェ難民や、ワーキングプアの人たちが、かなりいるからです。
これに対して、30代にも関わらず、年収が1,000万円を突破している層もかなりいます。
ネットカフェ難民や、ワーキングプアが、問題になっている30代の方ですが、
その中にも、格差社会を生き残る術を知り、大金を稼いで 「勝ち組」 へとなっている人たちがいるのです。
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